ものづくりの現場では自動化がどんどん進んでいます。
自動化の背景には、ビジネスの効率化や人口減少への対策など、さまざまな理由があります。
今回は自動機の設計製作について見ていきます。
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設計製作とは
設計から製作までを一括で行うことを言います。
ものづくりにおいて、品質とコストの8割は設計で決まるとも言われます。
三次元CADを導入することで設計の可能性が広がり、複雑な曲線なども扱えます。
基本的に自動機を設計製作する際はオーダーメイドです。
これは作業内容や生産品によって、自動機に必要な形やシステムなど異なるからです。
そもそも設計とは?詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです↓
自動化のメリット
自動機を設計製作すると、次のようなさまざまなメリットが得られます。
人件費が節約できる
ものづくりを自動化することで人件費を節約できます。
また人手不足になると、1人あたりの人件費が高くなります。
しかし自動機を導入することで人手不足も解消できるでしょう。
ただし自動機を導入するには、それなりにコストがかかる点は注意が必要です。
人的ミスが減る
人が行う作業を機械に任せられれば人的ミスが減少します。
人の負担が減り、長時間労働など過酷な労働環境の改善につながるでしょう。
生産量が増える
これまで人の手でやってきたことを機械に任せることで、製品の生産量を増やせます。
設計製作の流れ
一般的には、以下のような流れで設計から製作までが行われます。
検討
どんな自動化のニーズがあるのかを検討します。
この時、予算の概算も出します。
構想
現状でどんな問題点があるのか検討し、実際にどんなシステムを作るのかを計画します。
設計
自動化するための機械の詳細を設計します。
製作
設計した内容を元に、機械やロボットの製作やプログラミングをします。
テスト
実際にロボットを使う環境でテストし、最終チェックを行ないます。
実際に機械を稼働させた後は、定期的な点検や修正も必要でしょう。
まとめ
自動機を設計製作すると、「人件費が節約できる」「人的ミスが減る」「生産量が増える」といったメリットが得られます。
自動機にはネジ締め装置や溶着装置、切断装置など数多くの種類が考えられます。
大量生産を考えているかたは、ぜひ自動機の設計製作を検討してみましょう。